ここ数年の中で類を見ないほど絶不調の年の瀬、伊藤文子です。
クリスマスにインフルエンザに罹患し、
今まで養生が続いています。
2018年を終え新しい年を迎えるにあたり思ったことをつらねました。
これからもいいことがたくさん続けと思う。
今年は割と人に会ったかなと思います。
そして何か終わりや始まり、大きな通過点という
出来事を感じる時間が多かったです。
生と死、光と陰、創造と破壊、正と負、
そういったふたつでひとつの等価値の動きが
常に側にあったように思います。
そもそも2017年にノルウェー好きピアニストさんに
ひるねこBOOKSさんを紹介してもらったのが始まりで、
個展に着手でき、個展を見にきた竹馬の友の役者さんが
2018年のはじめに衣装・グッズデザインの依頼をしてくださり、
その関連でfuccaさんと出会いご縁ができ、そして、
2018年の個展に向けて新しい展開を考えていた時分に
ハーディングフェーレの職人さんにお会いして、
作品創りに取り掛かりノルウェーでは
今まで挑戦してこなかった母国に触れ、新たな布絵本を作り、
生地、お話、色、音楽、ノルウェーと贅沢にふんだんに
過ごしたのかもしれません。音楽の要素はなぜか大きかったなぁ。
音を聴いて描く作業をしてきたからだろうか、
色と音の周波数はどこか互換性があるように思います。
今の所、年の瀬という感覚が全くなく、
私そのものの時間軸の中にいる気がします。来年は確実に来るのだけど、
いまの時間の続きで繋がった出来事のように感じます。
言うなれば来年も同じ教科で別の課題に取り組むという雰囲気になる気がします。
私には越えないといけない課題がきっとまた来年あって、
それが少し果たされた時に新しい光が差すように思うのです。
これは今まで見てこなかった景色になるのかもしれません。
今年繋がり、交わりを持った方とはこれからも関わって行きたいと
そう感じています。私がずっと大切にしている「あったかさ」は
誰もが持っていてとっても近くて、でも遠くに忘れてしまっている、
いのちそのものの形。心の奥の神様みたいな、そんなものでした。
今まで感覚で好きだと感じていたものへの理解が深まり、
共鳴して意味を知るという作業が出来るようになってきた気がします。
本当の自由を見いだせればきっとみんなもっと幸せなのに。
これらすべてに気づくことができるのが、ノルウェーで布で、
音で、絵で、色でした。
これを品物にするのはとっても難しいことです。
でもだからこそ、手にとってふんわりあったかい気持ちなる、
いつもそっと側にある、ちょっぴり特別で素敵なものを
作って行きたいと思っています。
ノルウェーのエッセンスがあって、あったかい感じがする、
それがノリーカなのかな、そう感じた日でした。
ではまた来年!
Tusen takk for 2018!