2018年7月31日火曜日

絶賛・病です、いとうあやこです。
現地7月30日(月)、雨。

Bøから滞在中のJondalに戻るなり、発熱腹痛頭痛と
体調不良のオンパレードでもう、正直怖いです。
もはやこれは洗礼を受けたとしか思えない。

具合が悪すぎて、作ってきたものについてシンプルに考えたりします。
誰かに元気になって欲しくて、
温かい気持ちになって欲しくて、
経験と感動をしてほしい。
そう思っています。

ここで経験した事は私にとって大きいのでノルウェーの色と
言うものも少しずつ出して行きたいけど、
なかなか伝わるかわからないと思いながら作ります。


とりあえず休みます。
ではまた!

2018年7月30日月曜日

Bøを訪ねて その3

発酵したい気持ち、いとうあやこです。
現地7月29日(日) 晴れ、とても暑い日。

昨日はなんとも夜中まで話し込み長い日となりました。
私はゲストなので、色々と良くして頂いて、贅沢に過ごせました。
今年の夏はそれにしても雨も降らず暑いのですが
ここ3日間ずっと真っ白い服を着ており爽やかな気分でおります。
なぜかBøには白い服で来たいと思ったんです。謎です。

今日は行きたいと思っていたBø Musemに行きました。
こういう小さな博物館に行くと1日使ってしまうタイプなので
今回はかなり忙しい日程になりました。
建物内のガイドをして頂いて、いろんなものが見られました。
この辺りが昔は中心街であったとか、ここの博物館の建物は
スイス様式であるとか、色々です。
ノルウェーでいくらか建物を見て来て、何と無くどれがスイス様式のものか
わかってくるようになりました。
建物は1700年代のもので、日本だとちょうど徳川真っ盛りの時代と思われます。

博物館には建物そのものが全て展示されている場所と
民族衣装や楽器、道具が展示されているスペースがどちらもあります。

もっとゆっくり全部見たかった!
裏が見えなくて残念。



婚礼の時使われるもの。右と左が模様が違うのは
男女を表しているからだそうです。
左側がおそらく男性、右側が女性らしい。。。



この博物館で1日中ゆっくりして、物とお話しして絵など
描けたら良かったなぁ。

今回はその後に泊めてくださったみきさんのお友達の
祖父母のお家にお邪魔しました。
山のように用意されたワッフルを前にして
おぉ!こんなに食べられるかなぁ・・・と不安に思い。
オススメされてももうお腹いっぱいだよぉ〜。。。となったりして。
皆お出迎えで色々用意してくれます。

ジャムとワッフル!

おばあちゃん、おじいちゃんどちらも沢山お話ししていて
楽しげで良かったです。



帰りはBø駅からまた長距離バスでヨンダルまで。
Bøの印象はとても古いイメージがして、そして北海道の
道央のような農業の街のようでした。途中何度も小麦畑をみつけました。
街中にはスーパーも何件かあるし、レストランもいくつかありました。
私の暮らした環境に比べると、Osloにも出やすく、
いくらか都会だったように思います。

ではまた!





2018年7月29日日曜日

Bøを訪ねて その2

Bøの水は甘かった、伊藤文子です!
現地7月28日(水) 局所的豪雨と晴れ、そして雷雨。

さて昨日に引き続きBøに滞在しております。
昨日は民泊に1泊しました。
田舎の農場でひとりで泊まるには贅沢な場所でした。
運が良かったようでホストさんにはよくして頂いて、
お夕飯まで頂いてしまいました。とっても贅沢でした。

夕飯無料!運がいい!!

今日は先日Jondalにもきてくれたみきさんに伴って
カフェでご飯を食べつつ、その後、
またハーディングフェーレの工房へ。
なんか2度手間になって原さんには申し訳ないなぁと思ったのだけど。

カフェで飲んだアイスコーヒーが美味しかった!

カフェではみきさんのお友達も紹介してもらって楽しい時間です。
彼女のお友達は日本語の堪能なノルウェー人でそれもまた新鮮でした。
田舎で暮らすという経験と都会に暮らすという経験では
人に会う頻度もかなり変わるようです。
工房に着くなりいろいろ見せてもらいました。
たくさん道具があったので本当はゆっくり全部聞きたかったのだけど、
なんとなく遠慮しがちになってしまって聞き逃した感がたっぷりあります。
どうやら私は作ることや修繕など最終段階まで行くための過程に
大きな興味があるようです。
ベースがしっかりしていないとその先はなりたたないので。


この金属の道具の事だけはちゃんと聞いたのですが、
割れたりしたときにギュッと固定するために使うようです。
抑え込まれている本体の気持ちになるとギプスをつけられているような
痛い所を治してもらえるようなそんな気持ちになってしまいました。
ちなみにこの写真の楽器はそう言った意味で壊れてはいませんでしたが
ご好意でこの道具の使い方を見せていただきました。

そしてここの工房の持ち主Ottar氏にお会いしました。
Hardingfeleの世界では腕利きの有名人の方ですが、
私にはもう、ただただ天使のように見えました。
こんな人がこの世にいて良いのか!そう思うほどです。
あんな人が作ったらそれはもう絶対綺麗な音がでるだろうなぁと。
「Bøの生ける天使」と心の中で勝手にニックネームを
つけてしまいました。

その後みんなで連れ立ってお食事です。
みきさんのお友達のお宅でラザニアをいただきました!

美味しいラザニア!

私は音楽はやらないので、みきさん、みきさんのお友達や原さん
のお話はわからないこともあるし、めんどくさい考え方をするんだなぁ
と思うこともありますが、私の布や色へのこだわりは彼らには
きっと通じていないのねと思うと、みんな似たり寄ったりだとなります。

私はうまく話ができないようで、言葉がおかしいと言われることが
多かったのですが、治し方がわかりません。エレガントを目指さないと。
とにかくよく笑った夜になりました。

ではまた!




2018年7月28日土曜日

Bøを訪ねて その1

ノルウェーでの長距離バスは怖い、いとうあやこです。
現地7月27日金曜日、気温34度、晴れ。

急に暑くなりました。
こちらにはクーラーを使う家がありませんので
昼の暑さは凌ぐしかないのです。
今日はヨンダルから、Bø(ボーとブーの間みたいな発音)という
場所までお出かけです。

ヨンダルからはオスロ行きの長距離バスに揺られて
5時間ほどです。
ヨンダルからBøまでは山を越えて行くので
今の時期であれば、とても景色が綺麗です。
川の水はそれはもう綺麗で、ザブーンと浸かってみたい!
そんな気分。
バスからの眺め1

バスからの眺め2

バスからの眺め3


今日は移動にほぼ1日を費やしてしまい、
あまり何も出来なかったのですが、楽器製作を
されている原さんの仕事を少しだけ拝見しました。
私の環境に負けず劣らず絵本のような場所で
仕事をされていて、どこをとっても絵になりそうでした。



彼にはバス停まで迎えに来てもらい、
至れり尽くせりです。
ただ、何故かわたしの乗っているバスと
同じ行き先のバスがすぐ前を走っていたようで、
彼は降車駅でそのバスを止めたのに、誰も降りてこない!!
私は私で、え?まだ着いてないはず!!
と言うことがおこり、お互いソワソワしました。
ひさびさに怖かったです。

私の地域もこの辺りも
ひと駅逃したら!バス一本逃たら!と言う事が
命取りになる環境です。
事なきを得て、宿にもつけたので、
何はともあれ楽しい日でした。
不便だと野生の勘が冴えて来ます!

ではまた。

2018年7月27日金曜日

普通の日

パンが美味しすぎて食べすぎました。伊藤文子です。
現地7月26日(木)、曇り後晴天、26度。

雨が少ないせいか木々草花に水が足りず、所々茶色くなっています。
何だか秋みたい。
なのに晴天の日は太陽が本当にジリジリと暑くて気分的には
焦げてしまいます。
日本の暑さとは違って紫外線が凄いんです。
夏のヨーロッパというのは焼けるんです。

今日はいつもと変わらず工房アシスタントで
絵を描いたりお片づけをしたりしていました。
午後早くに仕事を終えて、お散歩に出て、
またしても教会に行ってピアノを弾いていました。
あまりにも堂々と弾いていたので、覗きにきた旅行客に
教会の人と思われました!

Jondal kirke ヨンダル教会

この生活が私にとっては普通なんですが、やはり景色や
家屋、インテリア、日用品のお買い物まで、まるで楽しい
お伽話のような感覚でおります。
どれもモチーフになるし、Jondalそのものが
別の御伽の国のようにも思えるのです。
お散歩中にそこらへんの草花や動物に話しかけてみたりします。

ハマナスに実がなっていました
ハーブティーになるんですよ〜

一見するとへんな人ですけど、誰かに迷惑もかけないし
楽しいからいいんです。これで楽しいんだから、平和ですよね。
不平不満を言ったり、争ったりしていなんだから、
素敵だと思っています。

ここでの毎日は、本当に普通なんだけど、綺麗で特別であったかい
という不思議な感覚です。元気になります。
この感覚を絵本や、絵、デザインとして共有したいなぁと
いつも思っています。
たくさん描かなくてはいけません!
明日からはBøという場所に旅に出ます。
古いものがたくさんあるところなので楽しみでーす。

ではまた。


2018年7月26日木曜日

Viktunet 7月最後の発表会

Det var siste omvisning an meg i Viktunet i dag.
Eg har mange taknamlighet til Kristi Skintveit.
Ho har gitt forslag av den prosjekt til meg.
Eg ynskjer at det skal bli til Jondals kofte!

夕方気持ちがガサつきました、伊藤文子です。
現地7月25日(水)、曇りのち晴れ・20度。
少し湿気ていつもよりは暑い感じです。

今日は水曜日。7月最後の私のデモンストレーションの日でした。
依然書きました、Kofte (ニットカーディガン)のデザイン発表2回目です。
Kristiからの提案があってトライすることができたので、
感謝しているところです。
今日は前回よりも多くの来場があり、
私も一生懸命説明することができたと思います。

満足気

前回のデザインに加え、さらにほかにも沢山のデザイン画を
用意したので割と多くの方が覗いてくださいました。


やはり一人で説明してしっかり通じているのか、居ないのかが
いつもわからなくて、常に消化不良です。
そうすると不思議なもので本当にお腹が痛くなるものです。体の不思議です。
ノルウェーのいいところはやたら褒めるとこです、なので、
できて居なくともそれなりにできたとこを褒めてくれます。
私としては調子に乗れるんですが、出来ていないよなぁ〜と
思ったりもします。

デザイン類は今後ちょっと市町村との話し合いに使うかもしれないとの事で
とりあえずここには載せずに、色々決まったら皆様に
お見せしたい気持ちです。

とにかく多くの方が来てくださってよかった!
おかげでおやつを食べ損ねました!

この話とは別に、日本に出したはずの手紙が
何故か私の元に戻ってしまって、展示が終わってから
スーパーに併設されている郵便コーナーに問い合わせましたが
なんと、もう一回払い直さないとだめ!とのこと。
んんん!全部私の失敗じゃないのに!と悔しさがにじみ
心がガサガサしましたが、教会でピアノを思い切り弾き
夜には落ち着いた日となりました。


ではまた!

2018年7月25日水曜日

夏はジャム作り

頭痛だけど!いとうあやこです。
7月24日(火)曇りのち雨。18度。

待ちに待った雨です!!今年の夏は本当に雨が降らないと、
みんな嘆いていたので、久々の雨に街行く人も笑みです。
私はと言うと、頭痛です。
雨のせいか、ちょっと前に読んだ文面から感染したのか!
なんだか不明な頭痛です。

今日は一日家の中におり、やることは色々ありましたが、
パッとする事がないので、先日作ったジャムのお話。

ブログに何度も登場しておりますが、もう本当にベリー類がなります。
カシスは比較的夏の最後の方に熟すようで、先日熟れたカシスたちを
ごっそりと狩りとりました。

solbær、ノルウェー語では直訳すると太陽のベリーの意

以前狩りとったフサスグリもそうでしたが、たっぷり実がなって
そこだけベリーの森かな?と思う豊かさです。
これもまた、絵のモチーフやアイディアであったり普通の日が
いつもインスピレーションを与えてくれます。

カシスに混じって野種のラズベリーが生えています

野種のラズベリーは棘があるので、カシスを取られまいと
まるで必死に守ってるみたいでした。

カシスについた小さなカタツムリが可愛かった!

取れたカシスは1キロくらいありそうで、タップリ。
これがまたフレッシュでいい匂いです。ノルウェーでは夏になると
多くの家庭で手作りのジャムを作ったりするので、
ジャム用の簡単ペクチンのようなパックが販売されています。
こんな感じものです。→syltepulver
みんなそれを使うようです。

お水は普通入れないけど、
カシスの場合は100mlだけ入れます

ジャムは火を通さないでフレッシュなまま砂糖をかけて
潰すだけのものもあります。カシスは火を通さないとダメ!と
言う事でした。


Pannekakeと一緒に食べました。

出来上がったジャムは本当に濃い味で美味しい!
パンネカーケと言うクレープのようなものと一緒に食べました。

このツボがまた可愛い!

そしてこの保存ツボがまた可愛くて、撮影してしまいました。
こういった日常のモチーフが本当に素敵で、絵本の中に
登場させたいなぁ〜と毎度思っています。
なんか魔法の粉とか、不思議なジャムとか入ってそう!!!
夢いっぱい!

ではまた!



2018年7月24日火曜日

ノルウェー語と私 その8

この作りたいインスピレーションがずっと続けばいいのに、
いとうあやこです。現地7月23日(月)、曇り、19度。

ノルウェー語と私シリーズもついに8に到達しております。
前回方言が沢山あるという話をしました。
今回も方言の話も含めて私の語学力の怪しさを披露いたします。

そもそもノルウェー語は英語、ドイツ語などの仲間です。
英語やドイツ語などがすでにできる人の方が学びやすいと思います。
私のように野生的に覚えるのはきっと効率が悪いです。
ただし私は、ここハルダンゲルの雰囲気を一生懸命に
体にしみさせたかったので、どうにか頑張って色々と人から
教わったり、輪の中に頑張って入ってみたりと、
今となっては割と努力をしていたように感じます。
もちろん、いちいち説明してくれた周りの人への感謝はいつも
忘れてはいけないなと思ってます。

テレビでは近隣諸国のドラマや中継などが放送されており、
デンマークやスウェーデンなどの放送も見かけます。
音だけ聞いているとなんとなく理解できたりするのに、
なぜか画面に字幕が出ていることで、ノルウェー語ではないのだなと
確認できるのです。
これはノルウェー語に幾多の方言があるので、音が似ていれば
ただの方言かもしれないなぁといい加減に思ったりできるからです。
そして私のノルウェー語理解力もそのくらい、いい加減だからです。
デンマーク語、スウェーデン語がなぜそんなに似ているのかと言うのには
今のスカンジナビアが出来上がるまでの歴史的な背景が
大きく関わっています、とだけ言っておきましょう。

もう約10日前なってしまいますが、友人がJondalを訪れてくれた時、
会話の途中で彼らの目がテンなる瞬間を目にして、
ここでの言葉と街での言葉が違うと言うことを肌で感じました。
自分は何を話しているのだろうか、、、なるのでした。

Jondal、Viktunetの少し上のハーブ畑より

ノルウェー語については話す事が沢山あるなーと言う印象です。
次回、9回目でお会いしましょう!
ではまた!

2018年7月23日月曜日

教会のミサ

楽しい日曜日へようこそ!伊藤文子です。
現地7月22日(日)、曇りのち晴れのち霧雨。

今日は日曜日!KristiAneVevの日々は日曜日完全休日です。
日曜日はしっかり休んだり、自分のために使いなさい!
と日々言われて今日までたどり着いております。

私は日曜日のお楽しみとしてGudstjeneste(ミサ)に
参加するのが大好きです。
教会のミサは誰でも自由に参加できます。
月1から2回ほどJondalの教会でミサがあります。
私はキリスト教でもなんでもなのですが、
聖歌本や牧師さんのお説教は、ノルウェー語の勉強になるし、
田舎でも教会にはパイプオルガン備えてある事が多く、
ミサの間に聴けたりするのが楽しいです。

聖歌の譜面

そしてこのミサ、私は地域活動やノルウェーの成り立ちを感じるのに
本当にいい方法だなと思い頻繁に参加しております。
ただしこれ本当に若い人がいないんです。お年寄りばっかり。
なので今を知る!と言う意味では街にいた方が
普通の毎日を知る事ができるようにも感じてます。
若い人に言いたいです、パイプオルガンがあるのなんて贅沢なのよ!
若い人にはお説教は退屈なようです。残念。

約1時間のお説教が終わった後は、カフェタイムがあり、
みんなでクッキーやコーヒーをいただきお話しします。
これがまたトレーニングになります。
輪になって話し出すと、やっぱり全然話せないし、修行だなー
となってしまいます。

でも、実は気づいてしまった事があって、日本にいても
人が多いとこでは全く口を開かない自分がここにいた!と
なってます。
もともと、人が集まると話せない自分がいるのでした。
考えてることはとても多いのに、口からすぐに出てこないんです。
だから、何か作るのかなー。

今日は教会のピアノを自由に使っていいと言う許可をいただき
嬉しい日となりました。

ではまた!Takk for oss!

2018年7月22日日曜日

お家がミニ博物館

夜になるとはかどります! 伊藤文子です。
現地7月21日(土) 涼しい日。

日本の猛暑を考えると、なんだかもう怖い気持ちになります。
こちらとはおよそ20度くらい違いがあるかもしれないです。
日本は大丈夫だろうか。

今日は土曜日で展覧会オープンの日でした。
なのに、1枚の写真も取らず。
ですので、いつぞやの別の日の写真をちらりと載せておきます。


私の暮らしている地域は西ノルウェーの範囲に入ります。
この辺りでは昔、写真のようなタペストリーが多く
用いられていました。
その多くはやはり防寒としての利用がおもですが、
今となってはインテリアの一部です。

工房内にしまったので陰干しして埃などおとしております

Kristiがにしノルウェー近隣で集めたもので、全てアンティークです。
この中でも年代は様々ですがだいたいは1800年代のものが
多いです。日本だと江戸後期から、幕末あたりになるんでしょうか。
åkle (タペストリー)やteppe (絨毯)などです。

Jondal近郊は田舎で、その昔農場(ほとんどが酪農関連)などで
生計を立てていた人が住んでおりました。
ですので、手工芸も、生活の中にあるものが多いです。
おそらく日本で見られる農家の納屋にある農具全般や
刺し子の野良着など、人の生活に密着した工芸品に近い
存在かもしれません。

これはある地域の典型的な処理方法で
糸の始末でどの地域のものかわかるそうです。


実際に使われていた風合いを直に感じると、
なんだかその先に昔の人の生活が見えるようで、それもまた命の輝きを
感じられます。面白いです。

糸の様子や、色などから手紡ぎか、草木染めかなどなど
話しながらのんびり掃除しました。


八角形の模様が多用されています
八画の星模様は中東あたりから西洋に伝わったようです。


この日は途中で雨が降ってしまったので、また次回
いいときに陰干しです。

もうとても古くなって穴があったり、退色がひどかったりなので
なるべく曇りの日に風に通しています。

ではまた!

2018年7月21日土曜日

お天気について

なんか作りたい、いとうあやこです。
いつもなんでもいいけど、作っていたいです。
現地7月20日(金)、曇りのち晴れ20度くらい。

夏至を過ぎて1ヶ月になりそうな、ここ最近は、
夜しっかり暗くなり始めました。
木々は早くも黄色く色づくものもチラホラ。

空を見上げると、とても綺麗な雲が出ており、
思わず撮影したくなります。

ハート型に見えました。絵本の参考になります。

私のいるヨンダルは県に当たる区画が
ホルダランドという場所で、この地域は
比較的雨の多い地域です。
ですので、実は虹もよく出ます。
慣れてくると雨と晴れの角度を計算して
どの辺に虹が出るか予測出来たりします!

ただ、今年はノルウェー全域で日照り傾向が強く、
酪農家たちが牧草が育たないと、
頭を悩ませているようです。
毎晩、雨が降る夢を見てる!
なんて言う新聞記事もありました。 

とは言え私は、そんな夢も見る事はなく、
山みたいに一日の中で天気の表情がどんどん変わり、
どの瞬間も留めておきたい気持ちでいっぱいです。

ではまた!Takk for lese det!

綺麗な海です!

2018年7月20日金曜日

絵本ノリーカのひみつ その5

Hei! Alle samma!
Du kan lete etter mange venner av Noli-ka i siste sida boka1.
Noli-ka reiste frå Omameland.
Ho hadde ikkje ven i Norlyslandet når ho ankomst der.
Men, ho har fått mange koselige venner når ho ble med hageutstillingen.
Du kan lese og sjå det på boka!
Det skal kjem nye mini bok i Nov.
Det er om Hulda sitt fortelling at ho er venn av Noli-ka.

7月半ばからすでに秋の気配を感じます、いとうあやこです。
現地7月19日(火) 気温22度。晴れ。

ノリーカ には色々バックグラウンドがあるんですよ〜。
今までもお話ししましたが、1作目には
名前の出て来ない登場人物がたくさんいます。
その多くは最後のページに集約されており、
この中の一人フルドラという種族の牛の尻尾を持った
女の子がいます。名前はHulda (フルダ)。

フルダはどこかな〜??

フルドラというのはノルウェーに伝わる民話などに出てくる
魔女のような、妖怪のような、そんな存在です。
雪女とか言った方がわかりやすいかもしれません。

フルドラはそもそも体は女性、牛の尻尾を持ち、
森の奥などに住み、美しい歌声と容姿で男性を魅了し連れ去る、
というような少しだけ怖い存在です。

フルダの場合は楽しくて、明るいので、そう言った意味での
魅了ができる女の子です。
今回フルダの豆本を作りました!
11月の展覧会でお披露目できれば嬉しいです!

ちょっとだけ寝坊助です。

ではまた!


2018年7月19日木曜日

組紐お披露目の日。

夜になると元気!いとうあやこです。
現地7月18日(水)、涼しめ。

今日は水曜日なので、展覧会のお手伝いと組紐の
デモンストレーションでした。
ざっと11時くらいから展覧会場オープンで、
13時15分よりデモンストレーション開始。
16時に会場整理と閉場
そのあとはお散歩して教会でちょこっとピアノを弾いてきました。

ポスターが街にちらほら貼ってあります。
もっと早くにここに載せるべきでしたが、忘れておりました。

ポスターに私の名前も掲載されています!


6月に支度しておいたあや竹風のお手製組紐機を並べて
誰か来たらちょこちょこお話しします。
ノルウェーでも毛糸の靴下の上部を組紐のようなリボンでくくる
昔の纏い方があるそうです。
そんなことを聞きながら、たどたどしく説明し、あや竹台の写真を見せたり
実際に組む姿を説明したりと、ダンボールで作ったわりに
しっかりしていました。
以前あや竹台で作った組紐です

ネクタイとパネルを作りました。
なぜかネクタイは見る人の多くが喜んでいました。

その後は教会までお散歩して、誰もいなかったので
ピアノを拝借し、一人で練習という日でした。
誰かいたら許可をもらうんだけど、誰もいなかった。
イエス様にはご挨拶しました。

協会は夏の間は開いています。


6月は何故だか文字ばかり描きたかったのですが
今急に絵や、デザインを山盛り作りたい衝動に駆られており、
驚いています。
あったカード100枚のプロジェクト続けてますから
興味がありましたらインスタグラムのぞいて下さいね!

それにしても教会に赴いたり、綺麗な景色の中お散歩したり、
羊のベルの音を聴いたり、そして作品に囲まれて日常が
絵本の世界そのものみたいだなと感じてます。

ではまた!
 

2018年7月18日水曜日

描くこと、作ること。

太陽におはようとご挨拶! 伊藤文子です!
現地7月17日(火)、曇り時々雨と雷。

ここ何日か、一つのことに集中できたので、
10ページほどの小さな絵本(テキストはまだ)が一つ出来ました。
なぜか本気の感じで豆本に直に描いてしまって、
あ!原画なのにもっとちゃんとした紙に。。。と、
我ながらやってしまった感が拭えません。
いつもどこか抜けています。

こちらに居て、色々な人や物に触れれば触れるほど、
もっとHardanger的要素を多く含んだものを描いた方が
いいのかなぁと感じたり、どうしたものかなぁと考えています。

ノリーカ のお友達フルダのお話

また、前にお知らせしていたKofteのデザインも続けております。
少し慣れて来たようでたくさん思いつきます。
描き出したら結構止まらないんです。これもまたKristiがいて
色々と手助けをしてもらえるとわかっているからこそ
どんどん出てくるんだと思います。
写真の図案はまだサンプル状態ですので、ここから色を決めたり
試し編みをしたり、発展させて行きます。

コフテ用の柄のデザイン

描いていて思うのは、私が絵本や絵、デザインをすることで
なるべく沢山の人が元気になって喜んでくれれば
それだけで充分幸せなんだけどなぁと思っています。
私にはそれくらいしか出来ないのです。

私は日本が好きなので、ノルウェー人になりたいとは
全然思わないんですが、ただここで過ごす時間はとても大切で、
創作にも集中できます。
そして、約10年の中で2年間ノルウェーで暮らすことが出来たのは
本当にありがたい経験でしたし、都会に住むのとは違った
地元っぽさを感じることが出来ました。
今日もまた不思議な地元感を感じています。

大変複雑な状態ですが、誰かに喜んで欲しくて自分ができることを
いつも探しています。今はそれがノリーカの絵本であり、
ファブリックデザインであればと願い描いています。

楽しくて温もりがある時間が伝えられたらいいのだけれど、と
切に願う日でした。


ではまた!

2018年7月17日火曜日

ノルウェー語と私 その7

夕方毎日眠くなる、いとうあやこです。
現地7月16日(月) ちょっと暑め。

ノルウェー語と私その7でございます。
粛々と続いております。

前回方言というつぶやきとともに終わったはず。
方言という悪魔のお話をしましょう。

まずは基本情報としてノルウェー語には2つの公用語があります。
ブークモールとニーノシュクというものです。
どちらもノルウェー語ということにはかわりありませんが
なぜこの2つがあるかと言うことは、そもそも国の成り立ちにも
関連づいてくるお話になるので、
これは言語のプロに任せるとしましょう。
知りたい人は直に私に質問してください!
こちらへどうぞ!⇨skinsand@gmail.com

首都のあるオスロは大まかに言うとブークモール系統で、
私の暮らしていたハルダンゲル近辺はニーノシュク系統です。
そして、方言という悪魔がそこかしこに存在します。
そう、ノルウェーという国は公用語が2つありますが、
誰も標準語を話しません。要するにどこへ行ってもみんな自分の
方言を使います。

日本にもそこかしこにお国言葉が存在しますが、
標準語というのは必ずみんな話せます。
なのでとりあえず標準語ができればいいですよね。
方言ばっかりのノルウェー語の存在は私にとって本当に曲者で、
自分は何を勉強したらいいんだろうか、、、
と悩ましく思うことがいまだに多いです。

さらに頭を悩ますのは、ノルウェー人の多くは方言を直そう!
という考えが皆無で、みんな自分のお国言葉を教えてくれます。
これは地域を感じるには本当にいいんですが、
勉強する方の身になれば何をどうすればいいのかな、、、
という印象。 
以前はどうでもいいから標準語をくれ・・・。
ってなってたなーと今となっては懐く感じております。

ラベンダーで疲れた頭を癒して。。。


方言のお話はきっとまだ続く。
ではまた!

2018年7月16日月曜日

日曜のお出かけ

ベリー摘み疲れ、、、いとうあやこです。
現地7月15日(日)、気温22度。

毎日ベリーが本当にすごくたくさん生るので、もう、摘み疲れます。
だってもう冷蔵庫にも冷凍庫にも入らない・・・。

日曜日というのは何しろ店が開いていないので、
スーパーにも行かれません。
ホテル脇の小さなカフェや、ガソリンスタンドの売店くらいしか開いてません。
ですので、今日はHerandという場所にちょこっとだけ
ドライブに行きました。
ヨンダルからは2〜30分くらいでしょうか割と近いです。


何ということはないんですが小さなギャラリーがあったり、
夏用のhyttaがあったりと、ヨンダルを含めてこの近辺は
夏とっても人が増えます。

ですので、Herandまで行く途中のhyttaも旅行客がたくさん
とまっていました。

素敵な景色

可愛らしい器

ギャラリー3階部分のカフェ。


ひょっとしたらここは天国かなーと思うほど景色が綺麗です。
幸せすぎて、大好きーーーーーー!と叫びそうになります。

でも昨日からの引き続きの頭痛で、立て続けに痛み止めを飲んだせいか
かなり興奮ぎみだからのテンションかも知れません。

ではまた!
Takk for nå!

2018年7月15日日曜日

おりがみとノルウェー

ちょっと頭痛、いとうあやこです。
現地7月14日(土) 少し涼しめ。

今日は夏にも関わらず、長袖セーターという格好で
外に出ました。
カラッとしてるので、風が冷たいと、夏でもセーターが
便利です。
日本の暑さを思うと申し訳ない気持ちです。

さて、今日は展覧会で小さなデモンストレーションを開催
する日でした。
で、私は折り紙をやってみない?と言われたので、
6月から支度しておりました。

ほどなくして子供達が集まったのですが、こちらの園児は
スーパー元気な子が多く、多弁でどんどん質問して来ます。
あー、もっと話せたらいいのにと思うんですけど、
手仕事と同時にノルウェー語というのは本当に頭が疲れます。

小学生くらいの子も混ざってワイワイ降りました。
細かくおるのはやっぱり日本人の方が上手かなーと思いますが
こちらの人も手作りは大好きという印象で、
どんどん作ります。


みんなで折ります!

楽しい折り紙タイム

日本人というだけで、「折り紙をやって」と言われる事が多く、
微妙な気持ちになるんですが、これもまた奉仕だなーと思って
頑張ります。
頑張って気付いたらクローズの時間になってしまいました。

帰宅後は、ベリーが毎日熟れるのでこれまた
休むまもなく摘み取らねばならなくて
結構疲れるなぁと感じますが、
ベリーと戯れながら箱いっぱい摘み取ります。
さらにお散歩して体調調整します。

大量のラズベリーに熟れてるいちご
農家は大変だなぁ、、、。


今日は頭が痛くなってしまったけど、素敵な気持ちになった日でした。

ではまた!



2018年7月14日土曜日

時間がない気持ちになる!

再びやって来たお腹いっぱいの日々。伊藤文子です。
現地7月13日(金)、晴れ。

ここ何日か、自分の絵に集中する事ができるのに
なぜか、眠くなったり、ダラダラしたりと、怠け癖が出ています。

甘えずに頑張らないといけない、と思ったり、
気持ちだけはハードな気持ちになってます。

ちびちび描いていた10ページくらいの小さな本が
やっと塗り終わったりとかなり遅筆なので、
びっくりしてます。 どうしても何か作らなければ!
と思うとハードな気持ちになります。怖い!

と言いつつ、先日中古ショップで
可愛いボタンを見つけてしまったので、ついつい買ってしまいました。
ノルウェーも田舎っぽい国とはいえヨーロッパの
仲間なので、やっぱり可愛いボタンがコロコロ見つかったりします。

ひとつ18円くらい。

並べてみました。
これも使いたい、あれも使いたい!こんなのが描きたい、とか多すぎて
ちゃんと整理しないと、困ったな!と思いました。
なかなかいい買い物だった!

お試しで描いた絵

同じ絵を何度も描いたりします。描かなきゃ!
ハードな気持ちです。

ではまた!