2018年7月4日水曜日

絵本ノリーカのひみつ その3

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絵本から出て来た人みたいってよく言われます、伊藤文子です。
現地7月3日火曜日です。暑い日でした。

ノリーカ、俄然マニアックな本ですが、広めていかないと
始まりません。

前回お話ししましたノリーカの文章量についてです。
絵を多く、文字を少なくと考えていました。
作者としては、もっと詩的で文字の少ないものでいい!
と想定していましたが、対象年齢は3歳から8歳くらいまでの
子供が読めるものと考え、年齢が高い方に合わせて作ることにしました。
ですので、漢字は2年生までに習うものだけを使っています。
小さい子には読み聞かせればいいと思ったからです。

そして、本当に嫌になる程文字があります。
これは本当にノルウェーらし〜い理由です。

北欧諸国は日本に比べると読書率が高いです(私の経験上です)
ですのでノルウェーも読む・読まないの2択なら読む国です。
ノリーカはノルウェー語・日本語が同時に読める珍しい本で、
作る際、翻訳ではなくノルウェー語でノルウェー人に
文面を書いていただきました。

そしてその際、沢山の話し合いを重ねて時には自分の本じゃないかもしれない
と思うほど奇抜な展開を提案されたり、
話や言いたいことが変わってしまうかなぁとかいろいろな想いの中
作り上げました。
そこで経験した大きな出来事、8歳くらいの対象年齢だと文面が少なすぎる
と常に言われたことです。

文面の少ない漫画やだまし絵絵本ををたくさん読んで(見て?)育った私は
文面なんてストレスまみれだと思ったんですが、そこは
やはり、ノルウェーで出版しますし、歩み寄り挑戦すべきと思い
こんな画面に!!!!!



出来上がった本をノルウェー人に見せても「ちょうどいい文章よ」という
答えが多く、「こんなの読めないさ」などという感想は皆無。
本当に読む国です。
どの絵本も小学生用となれば日本よりもずっと文章が多い印象です。

やはり私は文章苦手さんにも本を楽しんでほしいと思ってます。
ですので、2作目はどうにかそれがうまく解消できればいいなという
思いでいます。


ではまた!

Det var vanskelige å lage tekst helt alene.
Difor Kristi Skintveit har gitt hjelp å laga tekst ved forteling eg histlie.
Boka er passer for mellom 5 til 8 år.
Eg tenkte at tekstane er formykje til boka.
Men det er ikkje det i Norge.
Det er stor forsjelie Japan og Norsk.

Nokon som har ploblem å lesa med tekst av og til.
Då vil  prøve litt mindre tekst i neste boka.
Fordi det er så bra at folk ser berre bilde òg.
Det er nok varmt og koselige med fine farga!