夜になるとはかどります! 伊藤文子です。
現地7月21日(土) 涼しい日。
日本の猛暑を考えると、なんだかもう怖い気持ちになります。
こちらとはおよそ20度くらい違いがあるかもしれないです。
日本は大丈夫だろうか。
今日は土曜日で展覧会オープンの日でした。
なのに、1枚の写真も取らず。
ですので、いつぞやの別の日の写真をちらりと載せておきます。
私の暮らしている地域は西ノルウェーの範囲に入ります。
この辺りでは昔、写真のようなタペストリーが多く
用いられていました。
その多くはやはり防寒としての利用がおもですが、
今となってはインテリアの一部です。
工房内にしまったので陰干しして埃などおとしております
Kristiがにしノルウェー近隣で集めたもので、全てアンティークです。
この中でも年代は様々ですがだいたいは1800年代のものが
多いです。日本だと江戸後期から、幕末あたりになるんでしょうか。
åkle (タペストリー)やteppe (絨毯)などです。
Jondal近郊は田舎で、その昔農場(ほとんどが酪農関連)などで
生計を立てていた人が住んでおりました。
ですので、手工芸も、生活の中にあるものが多いです。
おそらく日本で見られる農家の納屋にある農具全般や
刺し子の野良着など、人の生活に密着した工芸品に近い
存在かもしれません。
これはある地域の典型的な処理方法で
糸の始末でどの地域のものかわかるそうです。
実際に使われていた風合いを直に感じると、
なんだかその先に昔の人の生活が見えるようで、それもまた命の輝きを
感じられます。面白いです。
糸の様子や、色などから手紡ぎか、草木染めかなどなど
話しながらのんびり掃除しました。
八角形の模様が多用されています
八画の星模様は中東あたりから西洋に伝わったようです。
この日は途中で雨が降ってしまったので、また次回
いいときに陰干しです。
なるべく曇りの日に風に通しています。
ではまた!