現地7月6日(金)晴れ、20度くらい。
今日は一日中家でPCに向き合って居ました。
色々と頭の中に思いがめぐります。
これまでノルウェーに来るときは日本人に会うことはほとんど無く、
会っても旅行者であったりと、こちらに住んでいる方には
全くと言っていいほど、お目にかかりませんでした。
というのも、わたしの暮らしていた場所は首都オスロからは
バスで8時間、1番近い都会第2の都市ベルゲンでもバスで3時間、
と比較的、辺鄙な場所です。
そんなところに用事がある日本人なんてそんなにいないんです。
でも、これがわたしのノルウェーで心の故郷であるのは
まぎれもない事実だと再確認しています。
都会から離れた田舎の方がその国の色を濃く感じられるかな
と言うのがわたしの今の思いです。
今回、演奏家のえみさんはじめ楽器製作者の原さんなど、
日本人の集まる場所にご一緒させていただく機会があり、
多少新しい世界を覗くことができたように感じます。
私の過ごしてきた時間が、他に無い特別なものだと気づかせて
貰えたような気がします。
わたしは絵本を通して教訓を説きたいわけではなく
ただ、物語の中に住んでいるように楽しんで欲しいだけです。
ノリーカは空想の世界の物語で、日本が舞台でもノルウェーが
舞台でもありましせん。
しかし発想の根源は日本とノルウェーの両方で得た普通の生活です。
毎日平和に過ごし、美味しいものを食べ、楽しく笑う、
普通の毎日は素敵なものだと感じてもらえると嬉しい限りです。
ノルウェーで本を買ってくださる方の方がそれを感じている人が
多そうな印象を受けるのは不思議です。
私の日本語文章表現力が低いからなかもしれないと思うと
反省の色にならざるを得ません…
ではまた!
家から見える景色。
私の心の故郷と言える風景です。