2018年8月16日木曜日

ノルウェー語と私 その10

時間調整が下手、いとうあやこです。
現地8月15日(水) 曇りのち雨16度。

今日はいちにち外に出ず、ちょこちょこと絵を書いたり、
物思いにふけっておりました。我ながら贅沢ですね。

シリーズ、ノルウェー語と私その10です。
前回は言語の何を聞いているかという話でした。

制作途中の絵


ノリーカ の翻訳にあたって思うことがちょこちょこっとあるので
書き連ねておきます。
ノリーカ に使われているのはニーノシュクです。
以前もこちらに書きましたが、基本的には首都オスロ近辺では
ブークモールが使われています。
ですので、無理やり標準語はどれかと問われればブークモールが
それに当たるのかなと思います。
日本人はやはりブークモールの勉強をされている方がほとんどです。

ノリーカ はハルダンゲル地方近隣が発案の元になっているので
その辺りで使われている言葉ということでニーノシュクを
使っています。もともと言語が苦手な私なので、
全てを感覚で捉えて今までやってきました。
ですので、翻訳は本当に骨が折れます。
まさしく本当に頭がいっぱいになります。

ではどうしてノルウェー語、日本語を両方のせようと思ったのかというのは
絵本のあとがきにもありますが、
文字を目で見てノルウェーを感じて欲しかったということが一つ。

また、ノルウェー語と日本語の間に英語を介していないことで
より私の感じる空気を伝えられるのではないかと考えたこと。
そしてもう一つはこういう本があったらきっと楽しく
勉強できるんじゃないかなぁ。と思ったからです。
個人的にはノルウェー語の勉強は今でもやりたくないです。でも
絵があって日本語もノルウェー語も両方載ってたら楽しいかな?
そういう思いが常に頭の片隅にあります。

ノルウェーでは難読症の方も楽しめるLydbokという朗読CDが
よく見られます。これは図書館にもあり、
誰でも簡単に借りることができます。
私のように読むのが苦手さんにはもってこいなんです。
しかもノルウェー語独特の抑揚や、またニーノシュク特有の発音など
含めたものができたら楽しいだろうな、そう思います。

ノリーカ もLydbokまで作れたら、完璧だなと、そんな思いを
抱きつつ、翻訳に励んでいます。

ではまた!