現地6月20日水曜日。
一日中工房の中で座って作業しておりました。
雨・風・晴れと終始忙しい天気は今日も続いており。
今日もまた展覧会に向けてお手伝いです、コツコツ・コツコツ。
自分の個展をやる時と似たような細々とした事務的なことや、
織物ほつれの直しなど、Kristiのお手伝いはもとより、
私のワークショップも合わせて幸せな気分に浸っております。
展覧会に出すためのタペストリーですが、ちょっぴり修理をして
展示をします。
毛足を長めに折り目に絡げる織り方がありまして、こういった
織物タペストリーをNappa åkle(ナッパオックレ)と言います。
今回は展示にあたり、白い毛糸の部分を修繕します。
チャブラという木の道具を使って同じサイズの毛糸を作ります。
チャブラにぐるぐる糸を巻きます。
チャブラはちょうど定規の背中に溝をつけたような形になっており
溝に沿ってハサミで糸をカットすると同じサイズの糸ができます。
チャブラとハサミ
通常は反物が織り機についたまま毛足の糸Nappをからげていきます。
今回は織りあがったものの修繕ですので、一本ずつ針で目をすくい
からげていきました。
一目ずつすくって糸をからげます
これだけを一日中やっているのは楽しくて、静かに座ってましたが
充実した、そんな日でした。
そして夜は晴れてくれたので、月と太陽の光を一度に感じられる
贅沢な景色で終わった日なのでした。 平和〜。
ではまた! Tusen takk for i dag!!